『何十年か先にまた一緒に住もうね』と、三女が云った。

私が全ていけないんだろうな。。。
母親完全失格・・・

先月25日、実母に話があると呼ばれて。

話の内容はたいてい想像出来た。
彼と長男のこと。

サシで話をするなら、まあ、云わせておくだけ云わせておこうと想ってたのだけど、いってみたら叔母も呼んでいるとその場所で告げられ。
叔母が来て『ちょうど、今、話をしてたところなのよ』と云う、実母。
叔母を使って説得させようという魂胆。

人を使うやり方も気に入らなかったし、抜き打ちの如く人を呼んでることも許せなくて。

「おばちゃん、ごめん。私、帰るわ」

と、その場から即、撤退。離脱。

 

叔母が来るまでの間の話。

 

想像通り、彼と長男の話。

まず、長男の話。

『あんたが何もしないから、自分が助け船をだし、留年はするけれど、中退は免れたのよ。
学費も私が出してやってるのよ、知らないでしょうけど。』

・・・ ・・・ ・・・

(何をどう返せばいいのか?)

 

もう既に私の心は、実母に対しては頑なに閉ざしてしまっている。
これまでの人生で散々、傷付けられてきた。

実母に対して戦うファイトなど既に持ち合わせていない。
防御の為に心を閉ざすしかない。

私が誰かとつきあうこと、再婚すること~を、子ども達がかわいそうだと端から否定し。
得体のしれない人間に自分の財産がとられることを恐れ。

 

『子ども達はどうするの?』

『子ども達は子ども達。
私の子どもであることにかわりはない。』

子ども達は関係ない~とでも、とったらしい。

~どうも、この真意が伝わらなかったようだが、知ったこっちゃない。
わかってもらおうとも想ってないし、詳しく説明する気も更々ない。

『職場でも先生方があんたをもてあましてるのよ。
みんな、気を使って。』

『ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
辞めさせていただきます。』

・・・ ・・・ ・・・

もう、悔しさしかなくて。

『仕事を辞める』と決意し、子ども達に伝えた。

 

 

実母の仕事に正職員として就職するにあたって、それまで自分が手掛けていた一切合切の仕事を閉じて退路を断って就職した。

実母の仕事を辞めるということは、完全に収入が『ゼロ』になるということ。

離婚時だって、自分の仕事があって、ある程度収入があるから、何とか生活していけると見込んで夜逃げした。

今回の『辞める』は、完全に精神的に私がギブアップした決断で、先の見通しはなく、不安しかない決断。

他人からすれば、『なんて無謀な!』以外にない。

仕事を探さねば。~それは、わかってる。

 

出来れば、以前、私がしていた仕事をもう一度したい。
その気持ちが強い。

ただ、その仕事は、はじめたからと云って、すぐに収入に結び付くものではなく、確実に収入が入るという保証もない。
でも、まだ2ヶ月ある。

何とかしたい。

その反面、どこかに就職して、少なくても安定した収入を得なければ・・・という想いもある。

収入が途絶えれば、支払も滞る。

今の生活を縮小せざるを得なくなる。

 

子ども達には『仕事辞めます』『今のマンションにはいられなくなると想う』と伝えた。

 

 

以前から、私が実母と仲良く出来ないことは子ども達もわかってて。
今回『辞める』と話した時も、驚きはなかった。

次女と三女には個別に事情が話せたけど、長男とはすれ違いで話せずにいて、暫く、みんなが揃わず、今後についての家族会議が出来ずにいた。

そんな中、ちょっとおせっかいな職場の職員から『長男君、園長先生と住むんだって?』と。

『さぁ知らないけど(苦笑)そうなんだww』

この先は胸が苦しい・・・

 

 

その晩、次女・長男・三女が揃って帰宅。

長男『話をしよう。』
『全部、話してくれ。』

仕事を辞めること、収入がなくなるからこのマンションにはいられなくなるだろうということを話すと、

『それだけか?』
『なんで、隠すんだよ。嘘つくんだよ。』

『何?』

『結婚してるんだろ。戸籍調べた。』

 

 

(なんだよ。それ。・・・婆の差し金か・・・)

黙ってる私も悪いかも知れないが、人の戸籍を黙って調べる方もどうかと想うぞ・・・たとえ親とは云え。。。
やり方、汚いじゃんか。

『彼のお父さんがずっと体調が悪かったから、せめて亡くなる前に籍を入れて、親孝行したかったのと、あなた達に黙ってたのは、ずっとあなた達の「母親」でおりたかったからだよ。』
『いつか、時期が来たら話したかも知れないけど、黙って墓場まで持っていこうと想ってた。』

 

 

長男『おれは、おばあちゃんのところに行くから。』

『知ってる。職員から聴いた。』

長男『なんだよそれっ。個人情報ダダ漏れじゃんかっ。』

『婆が黙ってる訳なかろう。我が家のことは全部知られとるわ。』

 

 

長男『俺らは全然相手のことを知らないから』

『こっちが逢いたいって云ったって、嫌だって云ったじゃん。』

長男『嫌だ』

次女『私は云ってない。反対はしてないけど、黙ってるのもね・・・』

三女『ネットみたら、たくさん出てた。』

『知ってる。あることないことネットで書かれて。。。』

 

 

彼は悪い人間なんじゃないか。ママは男運がなさすぎるから騙されてるんじゃないか・・・

~悪い人間だったら、6年も付き合ってて・・・もう、とっくに騙してるでしょ。。。

長男『挨拶しないのもどうかと想う。』

『「反対だ」「乗っ取られる」「悪い人間だ」って云われて、彼だって傷ついてるんよ?逢いたくないって云われたら逢えないでしょ。』

自分らが逢わないって云ってるのに、屁理屈だわ。

 

 

三女『でも、結婚してるなら、一緒に住んだ方が良いんじゃないかって・・・想う。私達がおばあちゃんのところにいけば良いかなって。。。』

 

 

次女と三女には気を使わせてる。。。

次女と三女は私と一緒にいることを望んでくれてる・・・
私もおれるなら、次女と三女と一緒におりたい。。。

次女・三女『(長女)と(長男)が、反対する理由が、マジわからんわ。』
『長女と長男~だからか?(爆)』

 

 

私にはもう経済力はない。
子ども達の学費のローンも返さなければいけない。
引っ越すにしても、家賃や光熱費を払えるかどうかわからない。
とにかく、引っ越す費用もない。

次女はゆくゆくは一人暮らしがしたい~と。
三女も卒業後は一人暮らしがしたいと。

あと1年・・・もたなかった。。。

 

 

家賃・光熱費をそれぞれが負担出来るか尋ねてみたが、負担するならばあちゃんのところに住んでお金貯めたい~と。

 

 

一緒に住みたいって云ってくれてる二人を出さなければならないなんて。。。
申し訳無さしかない。。。

あなた達を手放したくないよ。。。
可愛い娘達・・・

自分が不甲斐なく、情けなく、子供達にはただただ申し訳なく・・・

 

 

『何十年か先にまた一緒に住もうね』と、三女が云った。

あとは、次女。。。

コメント

  1. 山盛りご飯 より:

    あなたの気持ちも知らずに一方的にと言う感じに思えてしまいました、可哀そうと思うしか…辛さお察しします

    • まなみ ながれ より:

      山盛りご飯さん
      読んでいただき、また、コメントもありがとうございます。。。
      全てが一方的なのです・・・